プジョー調布

鍵のお話し

[2020/05/16]工場長 古谷　勇貴

みなさまこんにちは。
メカニックの古谷でございます。
前回に引き続き、鍵のお話しを致します。
一世代前のタイプの鍵で
使用なさっているかたはトラブルを
抱えている方もいらっしゃるんじゃないでしょうか。
収納されているキー部分が出てこない。
キー部分が格納されない。
破損して鍵がバラバラになった等々。

ケースを割ると３つのパーツに分かれます。
キーの根本のボタン内部にスプリングが入っており、固定がずれることにより張力がなくなって
不具合が起こります。
単純にスプリングがずれた場合でしたら
組みなおして修理も可能ですが、
スプリング固定部の破損、またはケースの破損が
ある場合は最悪キーの部分とトランスミッタが
分離してしまいます。

キーの部分とトランスミッタ部分が離れていると
車両にイモビライザーシステム（盗難防止装置）がついていますのでエンジンがかかりません。
年に１～２件ほどこのケースでのレッカー搬入があります。
PEUGEOTの場合、新規の鍵を取り寄せるのに
約３週間ほど掛かってしまいます。
鍵に不具合がある、あるいはスペアキーを
持っていない場合はお早めに交換、キー増設をお薦め致します。

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